現代女性は筋肉が足りない
昔の女性と比べ、現代女性は筋肉量が少ない、ということが、産前、産後の痛みを誘発する大きな原因の一つです。
実際、昔の女性は多くの子供を産みましたが、現在のような「痛み」に関するトラブルは少なかったようです。
違いは生活環境、労働環境
明治時代頃までの日本女性は、農作業で足腰が自然に鍛えられていました。
現在のような便利な電化製品もなかったため、主婦であっても、掃除や家事で自然と体の筋肉が鍛えられるような生活をしていたのです。
現代社会では、便利なものが増えた分、体を動かす機会も減っているのです。
和式トイレの減少も筋肉量の減少の原因のひとつだと言われています。
また、ハイヒール等を履く機会が増えたことにより、日常的に反り腰になっている女性が増えていることも、腰痛などの痛みを引き起こす原因になります。
妊娠中・産後の痛みは仕方がない?
このように、もともと筋肉量が少なく、バランスの崩れた身体が、産後はホルモンの関係でさらに不安定になります。
そんな状態で、抱っこや授乳などで体に大きな負荷をかけるので、産後に腰痛や肩こり等の不調を抱える女性が増えるのも、当然と言えば当然かもしれません。
普段から体を鍛えておけば、昔の人のように産後も元気に仕事ができる、というのは理想論かもしれませんが、実際、それを実行できる人のほうが稀ではないでしょうか。
「現代女性」にとって「産後ケア」は必須!
たとえ大きな痛みが無かったとしても、産後のケアを疎かにしたために、5年後、10年後になって、色々な不調が出始めるケースも少なくありません。
そういうわけで、産後に専門の施術や指導を受けながら体を組み直していくということは、現代女性が健康を保つためには必須だと言えるでしょう。
子育てが終わって、やっと自分の自由な時間が持てるようになった頃に体を壊してしまったり、体が重くて自由が利かない、という方も多くなってきているようです。
そうならないためにも、できれば妊娠中、妊娠前から、しっかりとした体のケアをしておくことをお勧めします。
「現代女性」向けの産後ケアの条件は?
現代女性のもう一つの特徴として、仕事をしていて忙しかったり、核家族化が進んでいるために、自分一人で子育てをしなければならない方が増えている、ということがあります。
「整体に行きたいけど時間が取れない」
「子供を連れて行けるところが無い」
といった声もよく聞きます。
そこで当院では、
妊娠中や産後でも安心で安全な施術を提供する、というのは当然のことながら、
・少ない通院回数でも、十分な効果を持続させる施術
・抱っこや授乳時の上手な身体の使い方の指導
・お子様連れでも通いやすい環境
といったことにも力を入れています。